2010年 伊集院会長 新年会挨拶

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新年会挨拶

 

P1010748.jpg新年明けましておめでとうございます。


社団法人神奈川県歯科技工士会、神奈川県歯科技工士連盟、神奈川県歯科技工業協同組合、三団体の合同新年会にようこそお出で頂きまして誠にありがとうございます。ご臨席の皆様には、健やかに新年をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。三団体を代表致しまして、一言新年のご挨拶を申し上げます。

昨年は、あのハドソン川の奇跡の生還劇に始まり、百年に一度とも言われた金融恐慌、経済危機を迎え、政権交代が行われた歴史的な一年でありました。本日で新内閣が誕生して118日、歯科診療報酬も本当に久しぶりの2,09%プラス改定が打ち出され、さらにはOECD(経済協力開発機構)加盟国中の平均値である、GDP比8.9%まで医療費を増加させる公約をされています。医療の中でも、口腔ケアの重要性、しっかり噛める事の大切さに対する認識はまだまだ浅いものと実感せざるを得ません。8020達成後の医療費の削減効果、健康状態の改善、それに伴う経済効果等々。このことは、歯科補綴物による良好な修復によっても、同様な効果が実現できることは、本日、盛大にそして成功裏に執り行われました、横浜市歯科医師会主催によります、第43回横浜デンタルショー特別講演、「生きがいを支える歯科保健・医療」と題して行われました、日本歯科医師会大久保満男会長も述べておられます。それにもかかわらずと申しますか、歯科技工界においては歯科技工物が 雑貨として扱われる事象が発生しているなど、言葉にも出来ない状態がございます。国内では、歯科医師法、薬事法、歯科技工士法等々厳しい法的管理の下にしっかり製作されている歯科技工物が、何の規制、法的管理も行われていない国からも雑貨として自由に輸入されているのが現状です。

 

P1010778.JPG今日は法務大臣にもご臨席を頂いておりますが、我々の仲間が思いあまって、法務省に対し民事裁判を起こし、係争中でもあります。今春にも最高裁の判決が予想されておりますが、十分現状をお察しの上、今後に繋がるご考慮、ご考察を頂きたいと、政府にはお願いする次第であります。国民の歯科医療の向上、安心安全を守る為にも、新政権に期待するところはまことに大きいものがございます。さらなる、危惧として経済的疲弊、将来への不安から来る若年層歯科技工士の離職率の急激な増加は、日本の歯科医療界にとって待ったなしの重要な問題として覆いかぶさっております。

昨年の大晦日、ご臨席の皆様はどのようにお過ごしだったでしょうか。私は久しぶりにゆっくりと「紅白歌合戦」を観覧いたしました。人で言えば還暦、第60回の節目を迎えたその「紅白」、還暦を迎えた大物ロック歌手も出演しておりました。経済の60年周期循環説等等、明るい年が来ることを願いながら観ておりました。その出演者の中の一つのグループ、コブクロの歌の歌詞の一説に、「乾いた心に咲く花を『愛』と呼ぶ」と言う下りがございました。若い方々は良くご存知かもしれません。年末の雰囲気と相まって、とても心に沁みた一説でありました。「乾いた心に咲く花を『愛』と呼ぶ」。これを今の世情に重ねて見ますと、「乾いた世間に咲く花を『友愛』と呼ぶ」と言うことにあいなりますのでしょうか。


国民、県民に対する奉仕と貢献の原点を見つめ、人々のお役に立つことを考え、実践していく事こそ、我々の進むべき道があると確信しております。「生きがいを支える国民歯科医療」を標榜されます歯科医師会の先生方、歯科衛生士会の皆様方、そして歯科の産業界の皆様方とともに、また、我々「顔の見える歯科技工」を掲げ今年も更なる飛躍に向けて努めて参りたいと思っております。連盟においては新しい政権、民主党への対応に努めてまいりたいと思います。組合はさらに社会のニーズに合った活動を展開してまいります。

本日は、短い時間ではございますが、どうぞ心行くまで楽しくお過ごしいただけましたなら、主催者としてこれ以上の喜びはございません。最後に、ご臨席の皆々様の益々のご健勝ご多幸を祈念致しまして、三団体を代表し、新年のお祝いと、またご臨席への御礼のご挨拶に変えさせていただきます。
本日は誠にありがとうございます。

神奈川県歯科技工士会 会長 伊集院正俊 

(写真:ご臨席頂いた千葉景子法務大臣と伊集院県技会長)

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