「お口の健康フェア2010」   

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2010618a.jpgのサムネール画像平成22年6月6日(日)、川崎地下街アゼリアにて「お口の健康フェア2010」が川崎市と川崎市歯科医師会の共催で行われました。午前8時集合、各ブースでは手際良く準備が進み(社)川崎市歯科医師会・井田満夫会長の挨拶の後、午前10時に開幕しました。歯科技工士会の参加は今年で3回目となり、補綴物の展示・石膏フィギアの色塗り体験・義歯刻印事業の説明・お口のパソコン画像コーナー・山本貴金属の展示・アンケート調査が行われました。


今年度は地下の工事もあり、それぞれのブースが狭い中での開催となりました。しかし、総来場者数15179名、技工士会ブース1052名と例年以上のにぎわいをみせました。展示コーナーでは、義歯についての質問が多く、今使用している義歯を取り出そうとする方もいて、現状の義歯に不満を持っている人が多いことを痛感させられました。義歯刻印についても質問が多く、かなり浸透してきているという事から、義歯刻印事業の重要性について改めて考えることが出来ました。山本貴金属の展示コーナーにおいて金属相場表に人気があったことからは、市民の皆さんが相場に敏感であることを窺えましたが、それ以上に私達が安心安全の材料を使用している事を知って欲しいと思いました。


2010618b.jpg石膏フィギュアを、多くの子どもたちが一生懸命塗っている姿が見られ、一番人気であったので、来年は色塗りの出来る作業スペースを広くすることを検討してみても良いのではないかと感じました。

 

今回の市民フェアでエピソードがあります。それは、一人の少年との出会いから始まったのです。少年が「歯の写真を撮ってくれるの?」といって、ブースに立ち寄ってきました。その少年の口腔からは、歯垢のために腫脹した歯肉がのぞいていました。日曜日の日中に小学校低学年の子供が一人?親子連れが多い休日に子供がなぜ一人でいるのか・・・。それだけでも不思議な少年でした。少年は、写真を撮ってもらえるということで興味を持ったのか、声をかけてきました。写真を撮ろうとした時に、少年の汚れた口腔内が眼に入りました。技工士として私たちが出来ることは・・・、歯肉炎の改善?実際の行動をおこすことは業務範囲外となります。歯科衛生士の専門性を発揮してもらうべく、衛生士学校の学生に口腔ケアとブラッシング指導をお願いしました。すると・・・先程までの口腔内とはまったく違う改善された状態に私たちは驚かされました。また、ブラッシング前後の写真撮影も成功することが出来ました。少年は「つるつるして気持ちいい」と言ってくれましたが、この出来事は歯科医師や歯科衛生士、また歯科技工士だけでもなく、いろいろな専門職がこの少年にかかわった結果に起こった奇跡だと私は思いました。


 この奇跡を、歯科医師会の先生方は見逃さず「来年度からはこの感動を新東京歯科衛生士学校と、川崎市歯科技工士会で市民に伝えられたら良いですね」と期待を込めた言葉を発せられました。それぞれの専門分野が、協働して起こした奇跡だと思います。これぞ、まさしく『コラボレーション』。このフェアが回を重ねるごとに、それぞれの専門性に磨きをかけた、すばらしいフェアとなることに胸が高鳴りました。 

 午後6時30分、打ち上げ懇親会に歯科医師会からお誘いがあり、総勢約50名(8名の支部員参加)で有意義な話題や楽しい話で盛り上がりました。 最後にこの市民フェアを共催されました川崎市と川崎市歯科医師会、また御協力を頂きました各組織、各団体(ふろん太君)、そして足を運んでくださいました市民の皆様に歯科技工士会スタッフを代表致しまして心より感謝申し上げると共に、厚くお礼申し上げます。                                
                       

 川崎支部実行委員長  石塚俊彦

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